<期待>について(その2)
<期待>について(その2)
期待とは、何でしょう?
(1)自分自身に対する期待。
私は、自分に期待する。
「もっと、賢くなると、いいなー」
「もっと、丈夫な体になると、いいなー」
「もっと、この腰痛が早く良くなると、いいな」
「・・・・・・・」
期待とは、<期して(時間をかけて)、待つこと>です。
私が、何の努力もしないで、自分の欲しいものが手に入るのを、ただ待っている心の状態です、
私は、口をあけて「棚から、ボタモチが落ちてこないかなー」と待っている無気力人間
です。
私は、自主性、積極性がまったくありません。
自分が欲しいものが、手に入る見込みは滅多にありません。
地震で棚からボタモチが落ちてきて、それを食べたとしても、喜びはありません。感動はありません!
(2)自分自身に対する願い。
「もっと、この腰痛が早く良くなると、いいなー」(期待)。
これでは、腰痛は、よくなりません!
「私は、何とかして、このつらい腰痛を治したい!」。
この心境は、<願い>です。
このように、私の願いがハッキリすれば、「腰痛を治すには、どうしたら良いかを考え、
具体策を決め、それを実行する事が出来るのです。
漠然としている<期待>を、明確な<願い>の心境まで、具体化することによって、私は自分の欲しいもの(この例では、腰痛が良くなる事)を手に入れることが出来るのです。
(つづく)
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どんぐりおじさん
(教育心理研究者)