「先生や、僕の親は正しいんだよね?」(第3回)・・最後
「先生や、僕の親は正しいんだよね?」(第3回)
先生や親の<あるべき姿> とは、どのようなものでしょうか?
子供は、先生や親の、言う事、やっていることは正しいと思い、自分もそれを真似ようと努力しています。
9歳位までは理性がまだ発達していないので、特にこの傾向が強いと思われます。
ですから、先生や親の言動が、子供の健全な成長(幸福)を決定的に左右する事になるのです!
では、子供の成長に強い影響を与える、先生や親の<あるべき姿(態度)> 、<あるべき性格>とは、どのようなものでしょうか?
私が考える重要なものを、以下にいくつか挙げてみたいと思います。
(1)あなたが、<子供が、心身ともに健全に成長・発展して行くこと>を願っている事。
これは、子供に対する、あなたの基本的精神です。
(2)あなた自身が、心身ともに健全に成長・発展して行くことを願っている事。
これは、あなた自身に対する、あなたの基本的精神です。
これは、子供の成長(幸福)は、あなたの成長(幸福)がなければ、実現しないことを示しています。
(3)あなたが、自分に(他人に、ではなく)正直である事。
(4)子供とよく話をする事。
(5)子供が、やっている事を良く観察すること。
(6)あなたが、瞬間、瞬間の、{子供の<気持ち>と<願い>}を、感じ捕る(キャッチする)感受性を有する事。
(7)そして、あなたが感じた、{子供の<気持ち>と<願い>}を、子供に伝えること。
(8)あなたが、瞬間、瞬間の、{自分の<気持ち(感情)と願い>}を、感じ捕る(キャッチする)感受性を有する事。
(9)そして、あなたが感じた、{あなたの<気持ち>と<願い>}を、子供に伝えること。
(10)あなたが、子供がやりたい事を、極力、自由にやらせる勇気を持つ事。
(11)あなたが、対話により、子供との<心の交流>を実現する事。
心とは、<気持ち(感情)>と<願い>です。
以上、ここに述べたすべてのものは、私が考える、先生や親の<あるべき姿(態度)> 、<あるべき性格>であり、理想像を示しています。
現実のものではありません。
では、私達の現実の姿、性格は、どうでしょうか!
理想像には、はるかに及びません。
しかし、私は、すべての人間が、この理想像に向って、生涯をかけて、辛抱ずよく、努力して欲しい、と強く願っているのです。
この努力のプロセスの中にこそ、すべての人間の生き甲斐があり、喜びがあり、幸福があると、今、自分の人生を顧みて、確信しているからです。(おわります)。
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どんぐりおじさん
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