<愛する>とは、何でしょう?(まとめ) ・・第2回。
(2)<愛は、肯定的関心>であるという見方。
肯定的関心(ポジテイブ・リガード)とは、相手を、ひとりの人間として尊重し、その心身の成長を願いつつ、長期にわたり積極的に見守り続けようとする態度のことです。
この態度こそが、相手を愛すると言うことではないでしょうか。
*家庭では、家族(主に、母親)が、我が子に対して。
*学校では、教師が、生徒にたいして。
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<愛する>とは、何でしょう?(まとめ)
・・第1回。
この所、<愛する>という感情的行為について、いろいろ、私の考えを述べて来ました。
それらを、簡潔にまとめて見たいと思います。
<愛する>と言う感情的行為は、いろいろに表現する事が出来ると思います。
(その1)<愛は、労働である>と言う見方。
これは、母親が家族を愛する場合です。
母親は、家族のために、イヤでも、おうでも、毎日、大変な労働を、無償で提供します。
買い物をしたり、洗濯をしたり、調理をしたり、・・・。
このような労働は、家族を好きであろうと、嫌いであろうと、そんな事には関係ないのです。
世間では、よく<愛する>と言う行為には、やさしさ、暖かさが含まれていなければならないと考えられているようです。
しかし、私は、その様なこととは関係なく、母親が家族のために、無償で費やす労働も、<愛する行為だ>と言いたいのです。
なぜなら、日々の、このようなコマゴマとした労働がなければ、家族は生きていけないのですから!
母親の労働提供が、家族の生命を守っているのですから!
愛にも、いろいろな形の愛がありますが、相手に、無償で提供される労働こそが、最高の愛ではないでしょうか!
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どんぐりおじさん