教師に求められる人間的能力(資質)・・まとめ(3)<最後>
教師に求められる人間的能力(資質)・・まとめ(3) 最後
数回にわたり、私が考える<教師に求められる人間的能力(資質)>(投稿日、3月26日~4月16日)の要点をまとめています。
今回は、その第3回目(最後)です。
教師に求められる人間的能力(資質)
(1)<事実>と<想像物>を区別する能力。
(2)自分自身の<気持ち、と、願い>を感じ取る能力(感受性)。
(3)生徒の<気持ち、と、願い>を感じ取る能力(感受性)。
(前回は、ここまで)
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今回は、ここからです。
教師に求められる人間的能力
(4)生徒の性格を認識する洞察力。
先生は 、生徒、ひとり、ひとりの持つ多くの性格を認識する洞察力が必要である事はいうまでもありません。
しかし、多くの性格を知ることは難しいので、特に目立つものだけを把握していれば良いのはないでしょうか?
「A君は、落ち着きがない」、「Bさんは、明るい子だ」などと。
生徒の性格を洞察する場合、先生に注意して欲しい事があります。
それは洞察した性格特徴を、生徒には決して言わないこと。
先生が、望ましいと判断したものも、望ましくないと判断したものも。
「A君は、落ち着きが無いね」、「Bさんは、明るい子だね」などと、生徒本人には、決して言わないこと。
先生からのこのような発言は、生徒の心に、過大な劣等感や過大な優越感を植え付けるからです。
これが、生徒の健全な成長を妨げるからです。
この点については、これまであちこちで詳しく述べてきましたので、ここでは省略したいと思います。
(5)先生自身の性格を認識する洞察力。
<生徒の人格養成>は、先生自身が、己の人格を洞察し、養成しなければ不可能である事は、言うまでもありません。
<生徒の人格の向上>と<先生の人格の向上>は、同時進行だからです。
以上、私が先生に求めたい、五つの<先生の人間的能力、資質>を述べました。
これら、五つの資質は、誰にとっても、到達不可能なものです。
生涯をかけての懸案です。
あせらづ、コツコツと努力し、少しずつ向上させて行って欲しいと、私は切望いたします
これで、このテーマを終わります。
ご一読いただき有り難うございました。
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どんぐりおじさん
どんぐりおじさん