どんぐりおじさんの<人間関係論>

教育学を中心に、人間関係論やコミュニケーション論などに関する私案を、いろいろ書いています

一日・一言(その55)・・<先生自身の性格を認識する洞察力>・ = 自己概念テスト結果の分析(7)=

<教師に求められる人間的能力>を、一日、一回ずつ、延べています。
「教師は、こうあって欲しい」と言う私の願いです。
この願いは、私の80年の人経験から生まれた仮説です。

(先生方向けに書かれていますが、すべての人にも適用できると思います)。
あなたの確認をよろしくお願い致します。




             一日・一言(その54)


        教師に求められる人間的能力(5)
  <先生自身の性格を認識する洞察力>
                           

                                  

             = 自己概念テスト結果の分析(7)=


おことわり
次に示す分析は、あくまで、私なりの分析です。
あなたが自己分析する時の参考程度にご覧下さい。
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(10)「私は、生徒に、話しかける」について。
私達が、今、考えている教育学の目的は、<生徒の幸福>です。<生徒の幸福>は、生徒の生涯をかけての、<生徒の成長>、<生徒の人格養成>によって達成されるのです。


では、<生徒の人格養成>は、具体的には、どのような方法・手段によって実現されるでしょうか? それは<先生と生徒の対話>によってしか、実現されない事は、誰が考えても明らかです。対話以外に、何か,よい方法があるでしょうか?


先生が、生徒たちに、積極的に話しかけ、対話のチャンスを作り出すことが重要になるわけです。特に、学校にいる間、ほとんど自分からは、先生や友達と話をしようとしない消極的な生徒に対しては、「先生からの話しかけ」が、とても重要となるのです。生徒が、先生や友達と、たくさん対話することは生徒の学校生活を楽しくします。そして生徒自身の成長に役立つのです。


結論として、先生が<生徒の人格養成>を促進するためには、「先生からの話しかけが,何より重要な必須条件となってくるのです。


もし、あなたの(10)項のテスト結果が、マイナス側にあるとすれば、プラス側に変化させる努力が求められます。
具体的には、どのような努力が必要でしょうか? 
各自、ご検討いただきたいと思います。



(11)「私は、生徒の『その時、その時の、気持・願い』を、感じようとする」について。
<先生と生徒の対話>において、<生徒の成長>を促進する条件は何でしょうか?
その条件は、つぎのふたつです。
(1)先生が、生徒の発言に含まれている「その時、その時の、気持・願い」を感じこと。
(2)次に、それを、生徒に伝えること。


このふたつが実行された時のみ、<気持・願い(心)の交流>が起こるのです。この交流が行われた時のみ、<生徒の人格養成>が促進されるでしょう。しかし、これは誰にとっても、非常に困難です。なぜなら、私達は、感受性が鈍感で、自分や生徒の<気持ち・願い>を感じる事が、ほとんど出来ないからです(生徒たちは、鋭い感受性を持っています)。


(11)項が、マイナス側にある場合には、上記の実証されている理論をよく理解し、重要視して、プラス側に変化させるために、あなたの感受性、集中力をより高めるよう、日常生活の中で努力して欲しいと思います。


具体的に言えば、五感、六感に集中し、「よく、聴くこと」、「よく、味わう事」、「よく、見る事」などなど。そして「自分が、その瞬間、感じている事を、よく、感知すること」です。これは簡単ではありません。生涯をかけての努力が必要です。この過程に、大きな自己発見の喜びが、あるのです。
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どんぐりおじさん

takano2424@sky.plala.or.jp


  

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