どんぐりおじさんの<人間関係論>

教育学を中心に、人間関係論やコミュニケーション論などに関する私案を、いろいろ書いています

一日・一言(その53)・・ 教師に求められる人間的能力(5)・・ = 自己概念テスト結果の分析(5)     

 <教師に求められる人間的能力>を、一日、一回ずつ、延べています。
「教師は、こうあって欲しい」と言う私の願いです。
この願いは、私の80年の人経験から生まれた仮説です。

(先生方向けに書かれていますが、すべての人にも適用できると思います)。
あなたの確認をよろしくお願い致します。



        一日・一言(その53)
 
               教師に求められる人間的能力(5)

             <先生自身の性格を認識する洞察力>


             

       = 自己概念テスト結果の分析(5)=


【おことわり】
次に示す分析は、あくまで、私なりの分析です。
あなたが自己分析する時の参考程度にご覧下さい。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(8)「私は、生徒同志の対話を、聴く」について。
あなたが,「生徒達が、どのような対話をしているかを、よく聞く能力」を持っていることは、先生の資質の中でも、非常に重要な資質の一つだ、と私は考えています。


その理由は、次の通りです。
(1)あなたが「生徒同志の対話を、よく聴くこと」によって、初めて生き生きした「生徒同志の会話」のすばらしさを、あなたは学ぶ事が出来ると思われるからです。「生徒同志の対話」のすばらしさを、ぜひ学び取って欲しいと思います。


(2)あなたが、「生徒同志の対話」を、よく聞くこと、よく観察することによって、「生徒同志の対話」のすばらしさを実感として学ぶ事が出来た時に、先生の役割である<生徒の人格養成の促進>を、<あなた、と、生徒>の<対話の場>で実践して行くことが出来るものと、私は確信しています。


(3)では、すばらしい「生徒同志の対話」とは、どのようなものでしょうか?
私の観察によれば、それは「気持(心)の交流」です。「気持」とは、「瞬間、瞬間に、自分が感じる感情、願望の、すべて」です。
「喜、怒、哀、楽、好き、嫌い、願望、欲望、・・・・・・」。


(4)繰り返しになりますが、<あなた、と、生徒>の<対話の場>で、<生徒、と、生徒>が実行している「気持の交流」を、あなたが実践することによって、<生徒の人格養成を促進する事>が出来るでしょう!


(5)「気持」の対極にあるのが、「理屈」です。先生の理屈は、生徒(低学年)には通じません。これは事実に思えるのですが、いかがでしょうか?
生徒は、先生の理屈を理解出来ないからです。これを、無理にやろうとして、子供に「お説教」をするおとなを、よく見かけます。残念ながら「お説教」は、子供の成長を妨害している、としか私には思えません。


あなたが、もしこの項目(6)に、マイナスの判断をされているならば、プラスの判断に、少しずつ変わって行くように努力して欲しいと思います。


「プラス側に変わりたくない」と考えるのであれば、あなたの心の中に、何か「誤った考え」、「偏見」、「思い込み」などが存在しているために、「生徒同志の対話」の素晴らしさを、認めること、感じる事、が出来ないのではないでしょうか?
このあたりを、よくよく点検して、上記の様な「足かせ、縛り」から、自分自身を解放して欲しいと思います。あなたが、自分を縛っている「足かせ」に気ずいたその時、「足かせ」がはずれて、あなたの心は、より自由になり、生徒たちの「生き生きとした、すばらしい会話」を認める事、感じる事、が出来るようになるでしょう。
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          どんぐりおじさん   
             takano2424@sky.plala.or.jp



                

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