どんぐりおじさんの<人間関係論>

教育学を中心に、人間関係論やコミュニケーション論などに関する私案を、いろいろ書いています

教育新聞(第16号)

       人格養成のための<新・教育学>
       =対話による、生徒中心の教育=


 第16号から、実践論を始める予定でした。
 しかし、その前に、これまでに述べてきた教育理念の要点をまとめ、それを確認したいと思います。なぜなら、実践論は、教育理念と言う土台の上に、建てられる家なのですから、土台を固めることは意味のあることだろう、と考えるからです。
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<教育理念の要点>
 (1)教育の目的は、ただ一つ、<子供の人格養成>である。知識教育は、そのための    補助手段に過ぎない。
 (2)子供の行動・生活を、「子供とは、こういうものだ」という、おとなの偏見にと    らわれず、あるがままに観察して見ましょう。すると、私達は<子供が、先天的    に、自分が持っている潜在能力を、心身ともに健全な方向に、自身の力で、発展    させ、成長して行く傾向>を発見するでしょう。
     この 傾向を、C・R・ロジャース博士は、<実現化傾向>と呼び、これを実    証しています。
     しかし、多くのおとなは「われわれが、子供の能力を育てているのだ。それ     が、われわれの役目なのだ」と言います。しかし、この見解には、根拠がないよ    うに、私には思えます。その理由は、おとなが、子供に、自主性、感受性、思考    力、決断力、などの能力を植えつけることに成功した事実を、私は見たことがな    いからです。
 (3)<子供の人格養成>は、子供自身が、実行しているのです。おとなは<子供の人    格>を養成できない、と私は思います。
 (4)では、おとなは、子供のために、何が出来るのでしょうか?
    <実現化傾向>が、実際に発揮されるには、<自由な環境>が、おとなから、子    供に与えられねばなりません。このことこそが、おとなが、<子供の人格養成>    のためにやらねばならない大仕事なのです。実に苦労の多い大仕事なのです。こ    の事は、実践論を理解した時、強く感じるに違いありません。
 (5)<新・教育論>で言う<子供>、<おとな>、<おとなと子供が接触する場>     は、必然的に次のようになります。    
     (い)子供・・・誕生から精神が自立するまで(かりに20才前後まで)。
     (ろ)おとなと子供が接触する場・・・<家庭>、<保育園、幼稚園、小・         中・高>。
     (は)おとな・・・<保護者、おもに母親>、<教育的立場にあって、一般         に、先生と呼ばれている人々>。
 (6)教育は、教師、保護者、子供の協働作業です。「協」と言う字は、教育のために    創られたのでは!(以上)
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   何かありましたら、何なりと、次にお知らせ頂きたいと思います。お待ちして     います。(メール   takano2424@sky.plala.or.jp )
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*実践論は、次号から始めます。ご一緒に考えたいと思います。
















(1)教育の目的は、ただ一つ、<子供の人格養成>である。知識教育は、そのための補助手段に過ぎない。
(2)子供の行動・生活を、「子供とは、こういうものだ」という、おとなの偏見
にと


が、先天的に、自分が持っている潜在能力を、心身ともに健全な方
向に、自身の力で、発展させ、成長して行く傾向>を発見するでしょう。
この 傾向を、C・R・ロジャース博士は、<実現化傾向>と呼び、これ
を実証しています。
しかし、多くのおとなは「われわれが、子供の能力を育てているのだ。
それが、われわれの役目なのだ」と言います。しかし、この見解には、根
拠がないように、私には思えます。その理由は、おとなが、子供に、自主
性、感受性、思考力、決断力、などの能力を植えつけることに成功した事
実を、私は見たことがないからです。
(3)<子供の人格養成>は、子供自身が、実行しているのです。おとなは<子供の人格>を養成できない、と私は思います。
(4)では、おとなは、子供のために、何が出来るのでしょうか?
<実現化傾向>が、実際に発揮されるには、<自由な環境>が、おとなから、子供に与えられねばなりません。このことこそが、おとなが、<子供の人格養成>のためにやらねばならない大仕事なのです。実に苦労の多い大仕事なのです。この事は、実践論を理解した時、強く感じるに違いありません。
(5)<新・教育論>で言う<子供>、<おとな>、<おとなと子供が接触する場>は、   必然的に次のようになります。    
    (い)子供・・・誕生から精神が自立するまで(かりに20才前後まで)。
    (ろ)おとなと子供が接触する場・・・<家庭>、<保育園、幼稚園、小・中・       高>。
    (は)おとな・・・<保護者、おもに母親>、<教育的立場にあって、一般に、       先生と呼ばれている人々>。
(6)上図を登っていくのは、子供と保護者と先生です。教育は、この三者の協働作業です。「協」と言う字は、教育のために創られたのでは!(以上)
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    *何かありましたら、何なりと、次にお知らせ頂きたいと思います。お待ちしています。   takano2424@sky.plala.or.jp
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*実践論は、次号から始めます。ご一緒に考えて頂きたいと思います。

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