どんぐりおじさんの<人間関係論>

教育学を中心に、人間関係論やコミュニケーション論などに関する私案を、いろいろ書いています

人間関係とコミュニケーション (第31回)

夫婦の人間関係は、<気持ち(心)の交流>によってのみ、少しずつ、豊かになって行くでしょう!



(8)夫婦関係(つづき)



                                        



(8-1)<夫婦関係>の定義


(8-2)二人の関係を、理想の関係に近づけて行くための条件(つづき)
(イ)対話の回数が、多いこと。
(ロ)一方が、相手の発言に含まれている<気持ち>を、感じ取ること。
(ハ)その時、その時の、自分の<
気持ち>を、コトバで、相手に、伝えること。発言すること。
(二)二人が、<
気持ちの交流>を心がけること。
(ホ)<私>と<あなた>は、別の人。

(へ)不満( 文句 )を、伝えよう!!



(前回は、ここまで)
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(今回は、ここから)


(ト)1人、または、二人の性質が、次のような場合に、二人の間(あいだ)に、不満が積もって行くでしょう。


①聞く耳を、持たない場合。
コミュニケーション(対話)が、出来ません。


<自分の気持ち>、<相手の気持ちを感じる感受性が、弱い場合。
コミュニケーション(対話)で、1番大切な<
気持ちの交流>が
不十分になります。


③意地が悪い場合。
意地悪を言われて、不満を感じない人は、いるでしょうか?


④好き嫌いが、多すぎる場合。
「好きだから、こうして!」、「キライだから、やめて!」と、あまり言われると、相手は、イヤになってくるでしょう。お互いが、ある程度は、受け入れることが、重要でしょう。


⑤<当たり前、感覚>が、強すぎる場合。
「こうするのが、当たり前でしょう」、[こうしてくれるのが、当然でしょう]と、あまり言われると、話し合いが出来ません。コミュニケーション(対話)が、出来ません。

所で、<当たり前>とは、何でしょう?
当然>とは、何でしょう?
事実が見えなくなる危険な感覚です。
自分や相手の存在が、見えなくなります。
二人の関係は、ドンドン離れていきます。


⑥<常識感覚>が、強すぎる場合。
常識は,人によって異なるので、話が咬みあいません。コミュニケーション(対話)が、出来ません。「こうするのが、常識だよ」と、相手に迫ってはいけません。


⑦相手に、多くを求めすぎる場合。
二人は、お互いに、依存しながら、頼り会いながら生活しています。ですから、お互いに、相手に何かを求め、一方が、その求めに応じなければ、生活出来ません。
しかし、余り多くを求めすぎると、相手は、対応できなくなり、不満を感じるでしょう。求め過ぎないこと。

その境界線は、どこでしょう? 
それは、対話しながら、試行錯誤を繰り返しながら、自分で見つけるしかありません。


⑧愛情を求め過ぎる場合。
これは、と同じなのですが、特に大事なことなので、別項目にしました。
二人は、お互いに、相手の愛情、優しさを、強く求めているでしょう!

特に、男性は、女性に!! 
しかし、未熟な二人は、相手に、充分な愛情を与えることは、出来ない相談です。
なぜなら、愛情は、心に湧いてくる感情です。
<相手のために、こうしてあげたい>と言う願いです。
言葉だけのやさしさは、愛情ではありません。
相手の心に沁みていきません。
愛情を求めるのは、程ほどに。

⑨無理な注文をする場合。
「あなた、お給料、今の倍にして頂戴 !」。

「仕事で疲れて帰って来るんだから、毎日、忘れないで風呂を沸かしといてくれよ!!」
これは、無理な注文と言うものです。


⑩わがまま、自分勝手、利己主義の場合。
これでは、二人の関係が、うまくいかないのは、当然でしょう。自分の利益だけしか、頭にないのですから。


⑪自己主張が、強すぎる場合。
自己主張は、自分の願いを、相手にわかって貰うための、重要な能力です。
しかし、「私は、言い出したら、一歩も引かないぞ!」。
これでは、コミュニケーション(対話)が、出来ません。
舟は、暗礁に乗り上げてしまいます。



<今回のまとめ>
過ぎたるは、及ばざるが如し!

中庸を行く!


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