人間関係とコミュニケーション (第25回)
(7)要点・・・<母と子>の人間関係。
(詳細は、本文をご覧下さい)。
注)母親は、幾つになっても、母親です。子供(男女)も、同じです。
(1)つぎのような場合に、<母と子>の関係は、こじれるでしょう。
①母親、または、子供が、<自分の気持ち、状況などを、理解すること>を、当然の事として、相手に、求め、期待する場合。
②母親の支配欲、独占力、所有欲、が強すぎる場合。 支配欲・・・「あなたは、私の言う通りにしなさい」。
独占欲・・・「あなたは、私ひとりのものです」。
所有欲・・・「あなたは、私の所有物です」。
④母親、または、子供が、相手を、いじめる場合。
⑤母親が、子供の<気持>を、感じにくい場合。
(母親の感受性が、弱い場合)。
⑥母親が、子供の世話を焼きすぎる場合。
⑦子供が、母親の愛情を、求め、それを、期待しすぎる場合。
(2)<母親と子供>の性質が、上記のような場合、二人の関係は、どうなるでしょうか?
対立、葛藤、緊張、ストレスが生じるでしょう。
具体的に言えば、両方に、ネガティブな感情、すなわち、強い不満、怒り、悲しみ、苦しみ、悩み、恐怖、などが、起こると思います。
結局、<母と子>の人間関係は、こじれ、混乱し、コミュニ ケーション(対話、通信)は、うまく出来ないでしょうでしょう。
(3)こじれてしまった<母と子>の人間関係を改善するには、どうしたら良いでしょうか?
改善策①・・・<母と子>が、自分の<問題の性格>に、気付いて、パーソナリティ・チエンジ(人格転換)が、起こること。
改善策②・・・母親、または、子供が、相手との対立をやめること。
たとえば、子供が、母親を黙認する。母親と別居する。
母親が、自分の趣味、仕事を見付け、それに時間を使う。
改善策③・・・母親は、子離れを、心がけること(これは、①と同じです)。
改善策④・・・子供は、乳離れを、心がけること(これは、①と同じです)。
(4)<母と子>の人間関係における、理想のコミュニケーションとは?
それは、二人の間(あいだ)に、<気持ち(心)の交流>が、あることです。
<気持ち>とは、自分の心に、瞬間、瞬間、湧き上がっては、消えて行く、すべての感情です。
怒り、喜び、好き、嫌い、憎しみ、恨み、うまい、まずい、 ・・・したい(したくない)、・・・・・・・・。無数に、あります。
<気持ち(心)の交流>のみが、人間関係を豊かにし、人間を幸福に導くでしょう!
(次回から、夫婦関係の研究を始めましょう)。
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