人間関係とコミュニケーション (第19回)
<心(気持ち)の交流>のみが、人間関係を豊かにし、人間を幸福にするのでは?
(7)<母と子>の人間関係
(7-6)母親の性格上の問題=ケース・スタディ=(つづき)
(二)世話を焼きすぎる母親
乳幼児は、母親の世話がなければ、生きられません。
しかし、母親は、子供が成長するにつれて、世話を焼くエネルギーを少なくし、子供自身が、自分だけの力で、考え、判断し、行動することが出来るように配慮する必要があります。
そうしないと、子供自身が生きて行くために必要な、いろいろの能力(自主性、思考力、判断力、勇気、・・・)が育たないのです。
子供は、母親への依存心だけが、強くなってしまうのです。
子供は、母親にくっついていた方が楽なので、母親の言いなりになり易いのです。
これでは、いけません。
ところが、この母親は、子供が、いくつになっても、子供の独立・成長を促す、上記のような配慮が出来ず、世話を焼き続けようとするのです。
子離れが出来ないのです。
お乳を飲みたくない子に、「ほら、ほら、お乳を飲みなさい」
と言うようなものです。
子供の結婚にまで、いろいろ口出しをするのです。
「あの人と一緒になるのは、やめときなさい」などと。
結局、この母親は、子供の成長、独立、幸福を妨げているのです。
困った母親です。
さて、あなたは、<この母親と子>の望ましくない人間関係を、どうしたら改善出来るとお考えでしょうか?
明日、皆さんとご一緒に、改善策を考えたいと思います。
あなたのご意見を、コメントして頂ければ嬉しく思います。
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どんぐりおじさん
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