教育新聞(第68号)
人格養成のための<新・教育学>
=対話による、生徒中心の教育=
「あなたは、こんな時、どうしますか?」(つづき)
=ケース・スタディ=
(5)ある生徒が、いつも、朝、教室に入らない時。
私(担任と仮定)なら、こうします。
*まず、数日、その生徒の所に行って、次のように言いま す。
「・・さん、ここに、いたいの? 教室に入りたくない の?」と、<生徒の気持だけ>を問います。
生徒は、自分の気持ちを見つめて、より深い自分の願いに気 づき、教室に入るようになるかもしれません。
<理由>、<原因>は、聞きません。これは、生徒を追い詰 め、逆効果になるでしょう。
*これでも、教室に入らない時は、私の気持も、だんだん変 わってきます。その時々の<私の気持>をそのまま伝えま す。
「・・さん、先生、困っちゃったよ。 ・・さんを、毎日、こ こに呼びに来るのは、大変なんだよ。教室に入ってよ」と。
朝、忙しいのに、毎日、これを繰り返すのは大仕事です。教室 には、他の生徒が待っているし。でも、きっと、そのうち、 教室に入るでしょう。
*保護者には、何も伝えません。私と生徒だけで解決できれ ば、それでオシマイです。私は、伝える必要を感じませ ん。
*さー、あなたなら、どうしますか? なぜ、そうするので すか?
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「子供の体力の低下」が懸念されています。私なりの解決策を ブログに投稿しました。興味がおありの方は、お読み下さ い。(どんぐりおじさん)
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